グルテンフリーだけじゃない!?
発達障害の原因がグルテン、カゼイン蛋白だけじゃないかもしれないんです。
え!?まだ食事療法が必要なのと思いますよね?
グルテンフリーだけでも充分大変でもう勘弁してほしいと思います。
でもまずこの本を読むと納得なんです。(GAPS 腸と心の症候群)
発達障害をお持ちの親の方は知ってるかもしれませんが、グルテンは主に小麦粉類に含まれるたんぱく質で、そのグルテンに対し不耐性であったり未消化のまま腸内に残り腸内から血中より入り全身に廻り脳に入るとグルテオモルフィンとなり麻薬様症状を起こすことがあると言われています。
カゼインも乳製品に入っているタンパク質が未消化のまま全身を廻り脳に悪い影響を与えると言われています。
【POD】GAPS 腸と心の症候群 自閉症、統合運動障害、注意欠陥障害、難読症、注意欠陥・多動性障害、鬱病、統合失調症のための自然療法
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炭水化物について
GAPS 腸と心の症候群によると、単糖と呼ばれている炭水化物は腸内膜を容易に通過するので消化を必要としません。グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)は主に果物や野菜に多く含まれています。
ガラクトースはヨーグルトのような発酵乳製品に多く含まれています。
はちみつも主に、グルコースとフルクトースで構成されています。
次に、二糖類についてです。
スクロース(ショ糖=砂糖)、ラクトース(乳糖)、マルトース(麦芽糖)、デンプン質は二糖類のため腸内で分解しなければなりませんが、発達障害のある子どもたちの腸内では「ジサッカリダーゼ」という酵素の分泌が不足しています。
これは腸内の腸絨毛と呼ばれる密集した部分からでる酵素ですがここに問題があるため消化器系の異常があらわれます。
二糖類が単糖類に分解されないため、そのまま腸内に残ってしまうと病原性の細菌、ウイルス、カンジダ菌などの真菌の主な栄養源となり、毒が体を巡ることになります。
でんぷん質についての説明です。(多くの単糖が長いらせん状につながった状態)
でんぷんは何百もの単糖が多くの枝分かれをもつ長いらせん状につながった高分子化合物です。
全ての穀物(じゃが芋、ヤム芋、サツマ芋、キク芋、タピオカ)と一部の根菜類には非常に多くのでんぷんが含まれています。
でんぷんの消化は健康な人にとっても腸は、かなり骨の折れる作業で未消化のまま残ってしまうとことが多いようです。
タンパク質について
タンパク質は胃でペプシンという酵素と十二指腸で膵臓から分泌される酵素により分解され、ペプチドになり腸に送られます。
そのペプチドは健康な腸絨毛のエンテロサイトが出す酵素(ペプチダーゼ)によりタンパク質の最小単位であるアミノ酸にまで分解され吸収されます。
しかし、腸内細菌叢が異常になっていると(腸絨毛の)エンテロサイトが正常に機能せず、アミノ酸の分解・吸収という大事な仕事を成し遂げることができません。更に、病原性の細菌、真菌、ウィルスが腸壁を破壊しているので未消化のペプチドが血中へと入ってしまいます。この例として、グルテン・カゼインタンパク質があります。
脂肪について
脂肪の吸収には胆汁が必要です。消化器系の障害を持つ人であっても、脂肪をうまく処理できます。
しかし、腸内細菌叢が異常だと腸絨毛がそれに反応して防御のために大量の粘液を分泌します。
消化器系の障害を持つ人の体内では粘液の分泌が過剰になっていて食べた物をコーティングし消化、分解できないため必要な栄養やビタミン類を吸収できません。
きちんと、食べた物をきちんと消化吸収するには正常な腸内細菌と消化酵素が必要です。
腸とこころ(発達等)に問題がある人が避けるべき食べ物は(GAPS 腸とこころの症候群 より)
- 穀物と穀物を使った食品。(小麦、ライ麦、米、オート麦、とうもろこし、そばなど)
- でんぷん質の多い野菜。(じゃが芋、ヤム芋、さつま芋、キク芋、タピオカ、葛ウコン、タロ芋、さと芋)
- 糖分と糖分を含む食べ物
- ラクトース(乳糖)とそれを含む食べ物全て